記事一覧へ

アップルシーズLabo|ホームページづくりの実務

「読める・押せる・迷わない」ホームページへ|小さな事業者のアクセシビリティ入門

公開日・資料確認日:2026年10月17日

料金を調べようとしたのに、淡い文字が読みづらい。画面を拡大すると申し込みボタンが隠れる。見た目を整えたはずのサイトが、読む人の操作を難しくしていることがあります。アクセシビリティは、情報や機能をさまざまな人が利用できるようにする視点です。

要点:自分の画面で見えることを、すべての人が使えることと同じにしない。大切な内容を読めるか、目的の操作を完了できるかから確認しましょう。

この記事の目次

1.「高齢者向けだから文字を大きくする」で終えない

見えにくさには、文字の小ささだけでなく、背景との区別のつきにくさや、情報が画像の中にしかないことも関わります。読み上げ機能を使う人、マウス操作が難しい人、片手でスマートフォンを使う人もいます。

すべてを一度に理解する必要はありません。まず「料金を確認して問い合わせる」という一つの道筋を、違う操作で試してみます。途中で分からなくなる場所が、改善の候補です。

2.見出しを読めば、ページの流れが分かるか

見出しは大きな文字の飾りではなく、内容の構造を伝えるものです。サービス紹介、料金、依頼の流れ、よくある質問という順に並べれば、長いページでも現在地が分かります。

文章の途中を太字にしただけでは、見出しとして読み上げ機能などに伝わらない場合があります。制作担当者には、見た目と見出し構造の両方を確認してもらいます。「詳しくはこちら」が何個も並ぶ場合も、「料金と追加費用を見る」など、行き先が分かる言葉へ整えると判断しやすくなります。

3.色だけに、重要な意味を任せない

必須項目を赤だけで示したり、受付中と終了を緑と灰色だけで区別したりすると、色の見え方や画面条件によって意味が伝わりません。色と一緒に「必須」「受付終了」と文字で示します。

文字と背景のコントラストも確認項目です。白黒表示は気づきのきっかけにはなりますが、それだけで基準への適合を判断することはできません。具体的な基準値を含む確認は、制作担当者や評価ツールと組み合わせます。

読む人の行動見直す場所
文字を拡大する内容や操作ボタンが欠けないか
見出しを拾い読む内容と見出しが対応しているか
画像を見ずに読む必要な情報が本文や代替テキストにあるか
キーボードで移動する選択位置が分かり、途中で動けなくならないか
入力を間違えるどの項目をどう直すか分かるか

これは初歩的な確認表です。すべてのアクセシビリティ要件を網羅した評価表ではありません。

4.画像の説明は、役割に合わせる

営業日を画像だけで掲載しているなら、本文でも日付を読めるようにします。案内図なら、住所や最寄り駅からの道順を文字でも用意すると、画像を見られない状況でも情報を得やすくなります。

一方、本文と同じ意味を繰り返す飾りの画像すべてに、長い説明を付ける必要はありません。画像が何の役割を持つかによって、代替テキストの扱いを決めます。W3Cの初歩的な点検資料は、このような画像、見出し、色、操作などの確認を紹介しています[1]。

5.公開前は、一つの用事を最後まで試す

パソコンなら、マウスを使わずTabキーなどで移動して、リンクや入力欄へ進めるかを確かめる方法があります。現在どこが選択されているか分からない、メニューから抜けられない場合は、制作担当者へ場所と操作を伝えます。

フォームは実際の利用者を装う必要はありません。関係者にテストと分かる内容で、入力・エラーの修正・送信完了・受信まで確認します。実在する顧客や子どもの個人情報は使わないでください。

6.点検した範囲を、正直に残す

「全部対応済み」と書く前に、対象ページ、確認した機能、確認日、残っている課題を記録します。W3Cも、簡易チェックを通過しても重大な障壁が残る場合があり、包括的な評価にはさらに確認が必要だと説明しています[1]。

この記事は制作の入口を扱うもので、法令遵守や特定規格への適合を判定するものではありません。求められる対応がある場合は、事業の性質と利用者の状況に即して確認します。

よくある質問

見た目が地味になりますか?

情報を見分けやすくし、操作しやすくすることは、デザインの質とも両立できます。雰囲気を残しながら改善する箇所を探します。

自動チェックだけで終えてよいですか?

自動検査で分かることには限界があります。説明文の意味が適切か、実際の操作が理解できるかは、人による確認も必要です。

今日できること

料金ページを拡大し、料金の条件から問い合わせまで読めるか、操作できるかを一度試してみてください。

参考資料・出典

本文の[番号]は、以下の公的資料・一次資料に対応しています。制度・サービスの内容は変更される場合があります。

[1]W3C WAI「Easy Checks — A First Review of Web Accessibility」(英語)

本記事は一般的な情報提供です。個別の契約・権利関係や法令への適合は、事情に応じて専門家へ確認してください。 AIを活用して構成・執筆し、公的資料との照合と表現の見直しを行っています。会話や場面の例は説明用で、実在の相談事例や成果ではありません。

ホームページ制作・運用の相談案内を見る

記事一覧へ戻る

アップルシーズLabo

ホームページ制作・リニューアル・更新サポート

運営:はまなす行政書士事務所 / Web制作担当:角屋 麟太郎

サービス / 料金 / 制作例 / 制作の流れ / Laboについて / よくある質問 / プライバシー / 制作条件