親に相続の話をするときに確認する3つのこと

まずすること

親の了承を得て、連絡先・書類の場所・暮らしの希望を記録します。話したくない項目には回答を求めず、未確認として残します。

1.緊急時の連絡先を聞く

「入院などで連絡が必要になったら、誰に知らせてほしい?」と聞きます。本人が連絡してほしい人の氏名と連絡方法を確認してください。

子どもが複数いる場合は、最初に連絡を受ける人と、その人から知らせる相手を決めておくと、連絡の重複や漏れを防ぎやすくなります。

2.大切な書類の保管場所を聞く

通帳、保険、不動産、遺言書などの資料について、「どこに保管しているか」を確認します。最初から金額や配分まで聞く必要はありません。

例:「保険の書類はどこに置いてある?」「遺言書を作っているなら、保管先を教えてもらえる?」。原本を移動する場合も、本人の了承を得て、移動先を記録します。

3.これからの暮らしの希望を聞く

「今の家で暮らし続けたい?」「生活で困ったときは、誰に相談したい?」と聞きます。家族の都合で先に答えを決めず、本人が望むことを記録してください。

希望が決まっていなければ「未定」で構いません。今日の回答を将来も変わらない約束として扱わず、生活や考えが変わったら聞き直します。

聞いた内容を記録し、共有する人を決める

メモには、確認日、聞けた内容、未確認の項目を書きます。誰に共有してよいかも本人に確認してください。大阪法務局と大阪司法書士会のエンディングノートも、記録項目の参考になります。

この記録は遺言書ではありません。財産の渡し方を法的に残したい場合や、将来の手続きを誰かに頼みたい場合は、遺言や必要な契約を別に検討します。

記録する項目と記入例

項目質問の例記録する内容
連絡先入院したら誰に連絡してほしい?氏名・連絡方法・優先順
書類保険や遺言の資料はどこ?資料名・保管場所・確認日
暮らし今の家で暮らし続けたい?希望・心配・未定の点
説明用のケース · 実際の相談事例ではありません

親が「お金のことは話したくない」と言った場合

財産の金額や分配の質問を続けず、入院時の連絡先など別の項目を聞けるか確認します。本人が答えなければ未確認と記録します。親の了承なく書類を持ち出すことを、準備の手順にしないでください。

間違えやすい点

  • 希望を聞く前に、家族の都合で答えを決める。
  • 親の回答を、将来変えられない約束として扱う。

この記事のFAQ

相続の話をすると財産を狙っていると思われませんか?

質問の目的を先に説明します。例:「もし入院した時に連絡先がわからないと困るので、確認したい」。質問は目的に必要な項目に絞り、分配の話を同時に求めないようにします。

兄弟姉妹に全部共有すべきですか?

誰にどの情報を伝えるかは、本人の了承を確認します。連絡に必要な情報と、本人の私的な希望は分けて管理してください。

この記事の確認リスト

  • 連絡してほしい人と連絡方法を確認する。
  • 書類の保管場所を記録する。
  • 暮らしの希望と未定の項目を記録する。
家族への質問を記録する

終活を相談する

大阪市11区・堺市4区の相談案内です。対応地域、準備する情報、はまなす行政書士事務所への連絡方法を確認できます。

参照資料

大阪法務局・大阪司法書士会のエンディングノート

制度の説明は参照資料に基づき、会話例と整理の方法は当サイトの編集提案です。個別の事情に応じて必要な対応を確認してください。

関連する記事