スマホ・ネット銀行・サブスクを家族に残すデジタル終活
紙の通帳や契約書がないサービスは、家族が存在に気づかないことがあります。契約先と手続きの手がかりを残し、認証情報は安全に管理します。
監修:はまなす行政書士事務所 · 参照資料確認:2026年10月4日
このページの結論
サービス名、契約の目的、支払方法、手続き窓口を一覧にします。認証情報は公開せず安全に保管し、家族が必要な時に確認する方法と、各サービスの死後の手続きを確認してください。
確認する順番
1.資産・有料契約・思い出のデータを分ける
ネット銀行等の資産、定期課金のサービス、写真や記録などを分けます。同じスマホの中にあっても、相続、解約、保存という別の作業になります。
サービス名、支払先、把握している資料の場所を記録します。本人が整理する場合は、残したいものと削除を希望するものも区別して書きます。
2.サービスの存在を家族が確認できるようにする
国民生活センターは、契約先がわからず相続や解約に困る相談事例を紹介しています。まず、何を使っているかを確認できる手がかりを残します。
例:「ネット銀行A」「動画サービスB、カード払い」。口座や契約の有無を伝える一覧と、機密性の高い認証情報の管理は分けることができます。
3.認証情報を安全に管理する
国民生活センターは、端末のロック解除や、サービス名・ID・パスワードの整理などを事前対策として挙げています。必要な人が必要な時に確認できる方法を検討します。
ただし家族のグループや、このサイトのメモ欄へパスワードを送らないでください。第三者に知られない保管方法、共有する相手、確認する条件を決めて管理します。
4.各サービスの正式な手続きを確認する
端末を開けることと、資産を払い戻したりアカウントを処理したりする権限は別です。サービスごとの相続・解約・データ提供等の窓口と必要資料を確認します。
死後にアクセスする人を指定できる仕組みがあれば、内容と対象データを確認して利用を検討します。すべてのサービスで同じ対応ができるとは考えないでください。
5.解約とデータ保存の順序を確認する
有料サービスの料金を止めたいときも、解約や削除で必要なデータが失われないか確認します。請求の停止、保存、アカウント処理を別の作業として管理します。
生前の一覧は、サービスの追加・解約・認証情報変更に合わせて見直します。家族が引き継ぐ場合は、契約先、問い合わせ日、必要資料、完了した作業を記録してください。
記録する項目と記入例
| 種類 | 記録する手がかり | 確認する手続き |
|---|---|---|
| ネット上の資産 | 銀行・事業者名、資料の保管場所 | 相続・払戻し |
| 定期課金 | サービス名、支払方法 | 解約・請求停止 |
| 思い出のデータ | 保存場所、本人の希望 | 保存・アクセス・削除 |
動画契約の請求が残っている場合
サービス名と支払明細を手がかりに、事業者の解約窓口へ確認します。ログインできるかだけを問題にせず、契約者死亡時の手続きと必要資料を聞き、止まった請求を記録します。
間違えやすい点
- ログインできれば自由に資産を動かせると思う。
- 料金を止めるため、保存が必要なデータも先に削除する。
この記事のFAQ
このサイトにパスワードを記録してよいですか?
記録しないでください。当サイトの整理メモは相談用です。認証情報は、別の安全な管理方法で保管します。
スマホが開けないときは?
むやみに操作や初期化を繰り返さず、契約の手がかりを整理して事業者等へ確認します。第三者が簡単に解除できると見込まないでください。
相続・遺言・終活を、わかりやすく。