会議で意見が分かれたら、議事録に何を残す?

会議机の無記名の決定カードから、隣の支援室で実行する職員へ一本の柔らかな色のラインのイメージイラスト

書類作成の記事一覧へ | 08/10

議事録には、決めたこと、その理由、担当、確認する日を書きましょう。意見が分かれた部分は、検討した案と次に確かめることも残します。

集団に入る? 静かな場所から始める?

5歳のりくさんの会議です。一人の職員は「友だちと遊ぶ経験を増やしたい」と話し、別の職員は「音の少ない場所から始めたい」と話しました。

保護者の願いは、「友だちに興味を持ってほしい。でも、大きな音は心配」です。会議の机に、二つの記録を並べました。

自由遊びでは、集団の近くで車を走らせ、隣の子を見ています。音楽活動では、耳を覆って静かな場所へ移っています。どちらも、りくさんの大切な姿です。

まず、事実をそろえる

「集団が得意」「集団が苦手」という結論を急ぐより、活動、音、距離、本人の反応を共有します。話し合う材料がそろうと、両方の意見を生かす方法が見えてきます。

共有した事実の文例

自由遊びでは、集団の近くで車を走らせ、友だちの遊びを見る場面があった。音楽活動では耳を覆って離れ、静かな場所で落ち着いた。保護者は、友だちへの興味と音の負担への配慮を希望している。

案と、採用した理由を残す

検討した案内容
案A集団の中で同じ遊びを提示する。
案B少人数の静かな場所から始める。
案C集団の近くに個別の遊び場を用意し、距離を選べるようにする。

決定と理由の文例

当面は案Cを採用する。友だちの遊びに関心を示した場面を生かし、音量と距離を調整する。本人が近づく・離れることを選べるようにし、静かな場所を希望したときは応じる。案Aと案Bも、本人の反応に応じて検討する。

理由に本人の様子と家族の希望が入ると、別の職員も判断を引き継げます。採用しなかった案も、次に使う候補として残せます。

「次回確認」を、行動が分かる一文にする

担当と確認時期の文例

担当保育士が、集団の近くの遊び場と休憩場所を準備する。活動担当者は、距離、音量、本人の選択と反応を記録する。児発管が2週間後に記録を確認し、必要な調整を検討する。

「どの音が負担になるか」「近づきたいとき、どんな動作があるか」など、未確認の問いも添えます。問いと担当が決まると、日々の記録が次の会議につながります。

会議の名前と、その後の手順も確認する

ここで扱っているのは、児発管が個別支援計画の原案について意見を求める会議です。「個別支援計画原案の検討会議」と目的を添えると、相談支援専門員が主催するサービス担当者会議などと区別しやすくなります。

  • 日時、出席者、使った原案や資料を残す。
  • 決定を原案に反映し、子ども・保護者への説明と必要な同意・交付を進める。
  • 実施する職員に、準備、対応、記録方法を共有する。

よくある質問|発言を一語一句、全部書きますか?

この見本は、支援を引き継ぐための要約です。異なる意見、本人・家族の意向、決定理由、未確認事項、担当と時期を残します。指定権者の様式や取扱いも確認して運用しましょう。

原案を検討する会議
基準第27条の会議では、児発管が支援担当者等を招集し、原案への意見を求めます。本人の意見の尊重と最善の利益も確認します。本文の議事録の欄や確認時期は作成見本です。[資料][資料]

会議のあと
決定を原案へ反映し、具体的な支援と5領域等の関連を整えます。説明・文書同意・交付は、会議後にも確認する必要な手順です。[資料][資料]

事例・氏名・回数は架空の作成見本です。文例は本人の状態と希望に合わせて調整してください。資料確認:2026年10月4日。文章・表示改訂:2026年10月5日。

参考にした公的資料

厚生労働省「児童福祉法に基づく指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準」第27条

こども家庭庁「障害児支援におけるこどもの意思の尊重・最善の利益の優先考慮の手引き」(令和6年8月)

こども家庭庁「個別支援計画の記載のポイント」(令和6年5月17日)

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